第十四登「大山」2012年4月25日


山の天気予報は宛にならない…

「晴れ」のマークを目にしたら山に登りたくなる。
5日前、濃霧に包まれた塔ノ岳で初のリタイアを経験し
激しい筋肉痛を抱えていたが、
久しぶりに富士山の絶景を拝みたかった。

ちょっとしたトレーニングを兼ねて
名峰「大山」を歩く。
 
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 メンバー:R16
 天候:曇り のち 小雨
 気温:15度
 登山ルート:女坂〜阿夫利神社下社〜大山山頂
       〜見晴し台〜女坂
 所用時間:約4時間40分
歩数:約20000歩
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AM 8:50
 天気予報が見事にハズレて山頂付近は
深い霧で包まれている。

僕のように天気予報を信じてやってきた登山者たちの
ため息がそこら中にあった。


ロープウェーを使わず女坂を登っていく。
一度登っているのだが、春先はまた違った景色が
見られる期待がある。



新緑が美しい女坂の序盤。
右は「みつまた」という樹木。
地元の小学生たちが植林したらしい。



AM 9:20
 大山寺へ到着。




大山寺へ続く階段の両脇にはいくつもの像が立っている。
 よく見るとそれぞれ恐ろしいものを持っている。


大山は歩く距離は短いがキツイ階段が多いので侮れない。


AM 10:40
阿夫利神社(下社)へ到着。
女坂でかなり体力を消耗した… 

 AM 10:55
 阿夫利神社横の登山口から登頂開始!


 

 春の大山の山道。


 ふくらはぎを激しい筋肉痛が襲う。
この痛みを我慢して登ると「山の足」が出来てくる。



 中腹まで来ると段々霧が出てきた。


 富士見台。期待はしていなかったがやっぱり富士山は見えない。



AM 11:50
 山頂へ到着!
辺り一面真っ白…

 平日だが山頂は多くの登山者で賑わっていた。
団体で登っているお年寄りが多い。



AM 12:40 
 見晴し台に到着。見張らせない…




AM 13:30 
 あっという間に無事下山。
見晴し台を過ぎたあたりで雨が…

悪天候の登山が続くとちょっとガッカリする。
春の山は気難しいものです。




〈まとめ〉
・晴れマークでもカッパは持っていった方が良い。
・大山の山バッチは山頂ではなく下の売店に売っている。
・山頂の食堂は11時半から開店。水は500㎖/300円。

第十三登 「塔ノ岳」2012年4月20日


一ヶ月ぶりの休日。

ビタミン注射を打ちながら働き続けた日々から脱出し、
くたくたな体とは裏腹に山登りへ出掛けた。

人体とは不思議なものだ。
起きるのも辛いほど疲れているのに好きなことを
しようと思うと活力が溢れてくる。

高速道路をバイクで飛ばしながらワクワクが止まらない。
僕の大好きな山、「塔ノ岳」が待っている。

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 メンバー:R16
 天候:曇り のち 小雨
 気温:15度
 登山ルート:大倉バス停〜塔ノ岳
 所用時間:約5時間30分
歩数:約24476歩
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AM 10:00
 
 「大倉バス停」横の駐車場に到着。
天気は曇り。

バイクのエアクリーナーボックスからオイルが滴っている…
心配だがとりあえず登ろう。



登山道入口。
塔ノ岳への単独登山は初めてだ。







 冬の真っ白な雪山から一変、生命力に満ちあふれた山道。
 いろんな植物を写真におさめながらゆっくりと歩いていく。





 新緑に包まれた山道は一番好きかもしれない。
パソコンで疲れた目を新緑が洗ってくれる。










AM 10:45

 「丹沢の門」に到着。
曇っているが遠くまで見渡せた。





 続いて「秦野の門」。
桜がまだ残っていた。




 鳩時計と誰かが積んだケルン。



 大きく呼吸を繰り返しながら歩く。
体にたまった“何か”を吐き出すイメージで。









茶色い山小屋を過ぎると塔ノ岳の勾配は一気にキツくなる。
一歩一歩、ゆっくりと息切れしないように歩く。









AM 11:30
 休憩。
思っていたより体力が落ちていない気がする。





 山頂に近づくにつれて霧が深くなる。





 緑の山小屋。
この先がさらにキツい坂道が続く。


 濃い霧と長くキツイ階段…


歩きはじめて2時間。
足が止まった…動かない!

10m歩いては休み、歩いては休み…
まったく体に力が入らない。
スタミナ切れは急に訪れた。 




AM 12:55 

必死の思いで白い山小屋に到着。
ここから山頂まではまだ30分はかかる…

どんなに辛くても今まで登れない山はなかった…
でも、もう心が前に進まない。 
 

はじめて山頂まで行かずに食べた昼食。
悔しかったけど山登りには諦める勇気も必要だと学んだ。 

13回目にして初のリタイア。
足に力が入らない状態で何度も転びながら下山した。
山はけっして楽しいだけではない。
ただ、こんなキツイ思いをしてもそれはそれ。
鍛えなおせばまたすぐに登れるようになる。

また、近いうちにリベンジだ!

 

〈まとめ〉
・体調がおかしいなと思ったら無理せず下山する。
・塔ノ岳は上にいけば行くほどキツくなるので前半飛ばさないように。 
・大倉の駐車場は平日無料。 
・大倉バス停のトイレ前に登山靴を洗う水場がある。そこには道具を洗うブラシまで置いてある。