時に一人で黙々と過ごす時間が男には必要だ。
先週の「三の塔」から一週間、
間をあけずに歩きにいきたかった。
心につもった様々な感情を
零下の中で白い息として吐き出してしまおうと思った。
前々から本で見て気になっていた白馬の像。
陣馬山山頂にある象徴へ向けて、
初の単独縦走へ挑む。
*************************先週の「三の塔」から一週間、
間をあけずに歩きにいきたかった。
心につもった様々な感情を
零下の中で白い息として吐き出してしまおうと思った。
前々から本で見て気になっていた白馬の像。
陣馬山山頂にある象徴へ向けて、
初の単独縦走へ挑む。
メンバー:R16
天候:曇り
気温:0度〜4度
登山ルート:高尾駅〜小仏バス停〜景信山〜
陣馬山〜藤野駅
所用時間:約6時間50分
歩数:約25000歩
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AM 8:00
AM 9:35
AM 10:00
AM 11:50
陣馬山山頂の山小屋はこの日「清水茶屋」しか空いてなかった。
ここで陣馬山の山バッチを買える。
中で食事もできるようなので寒い人は山小屋を利用してもよい。
下山開始。
本に乗っている「陣馬山登山口入口バス停」を目指す。
急な道が続く下山道だ。
やっと集落のある地点まで下山できた。
小川があったので、もってきたブラシで
靴やアイゼンをキレイに洗う。
帰りも電車に乗るので泥まみれなわけにはいかない。
ブラシは忘れずに持っていこう。
下山完了!
と思ったら違うバス停だった…
バスはあと1時間以上来ない。
藤野駅まで3,6キロ・・・ここまで歩いたんだから歩けるだろう。
しばらく歩くと元々到着予定だった「陣馬山登山口」のバス停が。
2つ先のバス停に下山してしまったようだ。
駅近くにあるトンネル。
ここを通り抜けるのが恐ろしい…
一応歩いていいところのようだが車が来ないことを祈りながら
足早に通り抜けた。
ゴールの藤野駅近く。
山肌にラブレターを手に持つレリーフがあった。
疲れた体に一瞬甘酸っぱい青春力がわき起こった。
初めて電車とバスを使って登山へ出かけた。
今までは車やバイクで移動していたため、
往復コースしか選べなかったが今回は縦走目的だ。
日曜のJR高尾駅。
小仏峠行きのバス停には大勢の人が並んでいる。
8割くらいが高齢者だろうか。
日本のお年寄りはみんな元気だ!
AM 8:35
15分ほどで小仏バス停へ到着。
バス2台で合計100人くらいは乗っていたと思う。
降りてから準備をしていたらほどんと人がいなくなっていた。
まずは舗装された道路を歩いて登山道入口を目指す。
AM 8:45
10分ほど歩くと登山道に到着。
この先にも登山口があるようだが
今回はここから登ってみることにする。
登山コースは青い線の道。
まずは景信山(かげのぶやま)の山頂を目指す!
雪が脇道に残る山道。
ところどころ地面がユルくかなり歩きづらい。
今まで「神奈川:丹沢山系」「奥多摩山系」の山をいくつか
登ってきたが、ここはやはり「高尾山系」を強く感じる山道だ。
ちなみに僕の中では「高尾山系」は野武士のような
荒々しく雄々しいイメージを持っている。
ところどころ地面がユルくかなり歩きづらい。
今まで「神奈川:丹沢山系」「奥多摩山系」の山をいくつか
登ってきたが、ここはやはり「高尾山系」を強く感じる山道だ。
ちなみに僕の中では「高尾山系」は野武士のような
荒々しく雄々しいイメージを持っている。
景信山への山道は、急な斜面と穏やかな道が交互に続く。
少し登山に慣れてきた僕ではあるが、途中人を追い越しながら
あることに気づく。
一人で登っている男性、ゆっくりと、一歩一歩…
およそ1秒に一歩ずつくらいのペースだろうか。
真似をしてみると全然息があがらない。
見よう見まねで自分の歩き方を探るのもいいものだ。
景信山の中腹くらいまでくると徐々にキツい登りが多くなる。
一度抜かした人に、休んでいて抜かれるとまた抜き返す時に
相手の足を停めなきゃいけないので気を使う。
だからなるべく同じペーズでお互い気を使わずに
登れればいいなぁなんて思いながら歩き方の研究に励むのです。
頂上近くまで来た時、最悪のヌカルみ地帯!
追い越していく男性が話しかけてくる。
「こんにちは!こんなところで転びたくないですねぇ」
ごもっとも。
頂上付近にはトイレがあります。
景信山山頂(727M)に到着。
多くの売店や椅子が立ち並ぶ観光地化した山頂だった。
売店で早速「景信山」のバッチを購入!
景信山山頂からの眺望(南側)
天気が悪いけどやっぱり山頂からの眺めは格別だ。
一応ひとり記念写真。
ミニ三脚を駆使してます。
山頂付近から雪とアイスバーンの縦走路が続くため
ここで軽アイゼンを装着。でも裾は泥はねで汚れまくり…
AM 10:00
景信山山頂はまだまだ序盤。
ここから陣馬山へ向けて縦走コースをひたすら進む。
積雪は30センチくらいありそうだ。
脇道の雪にわざと足を踏み入れて雪の感触を確かめる。
雪面に落ちている蜂の巣の破片。
こういうものが見るだけで山に来た意味があるように思いえる。
陣馬山へはまだまだ遠い。
しかし、道はユルい起伏がある程度なのでそれほど体力を
消耗する道程ではなかった。
雪に埋もれた山道からは生命の音がしてこない。
だからiPodで音楽を聞きながら縦走路を歩いてみた。
今回聞いた曲は知人から薦められてもらった
「踊ろうマチルダ」
というアーティストのアルバム。
シャガれた声と哀愁ただようメロディが
単独での山歩きにぴったりとはまった。
景信山から明王峠までには
いくつかのまき道がある。
「雲取山」でも触れたがもちろんまき道は通らず
あえて辛い方を全部選択してあるく。
巨大な鉄塔が山の景観を壊す。
「人工的」という言葉をより実感できる瞬間だ。
1時間ちょっと歩いただろうか。
しかし、道はユルい起伏がある程度なのでそれほど体力を
消耗する道程ではなかった。
雪に埋もれた山道からは生命の音がしてこない。
だからiPodで音楽を聞きながら縦走路を歩いてみた。
今回聞いた曲は知人から薦められてもらった
「踊ろうマチルダ」
というアーティストのアルバム。
シャガれた声と哀愁ただようメロディが
単独での山歩きにぴったりとはまった。
景信山から明王峠までには
いくつかのまき道がある。
「雲取山」でも触れたがもちろんまき道は通らず
あえて辛い方を全部選択してあるく。
巨大な鉄塔が山の景観を壊す。
「人工的」という言葉をより実感できる瞬間だ。
1時間ちょっと歩いただろうか。
「明王峠」に到着。
トイレも茶店もある、縦走路の中継地点のようだ。
けっこうここまででもくたびれた。
帽子のツバから汗がポトポト落ちてくる。
この季節にこれだけの汗をかけるとは思わなかった。
明王峠を出発。
左手に少し開けた景色が木の奥に見えている。
相模湖がある方向だ。
山道の脇に杉の木が林立している。
山道の脇は急斜面、登山者が滑落しないように
木が守ってくれているのだ。
陣馬山山頂が見えてきた。
山頂付近は雪深いが、赤い芽吹きをつけた木々が
春らしい彩りを演出していた。
AM 11:50
陣馬山山頂に到着(855M)。
ついに巡り会えた陣馬山の白馬。
ついに巡り会えた陣馬山の白馬。
誰もがこの白馬と記念撮影をしたがる。
山頂にこういう象徴的があるのもいいものだなぁと思う。
また会いにいきたい。
(クリックで拡大)
白馬を拝みながら昼食をとる。
リュックの山バッチも徐々に増えたし、今回は熊鈴も増えた。
冬眠中だと思うけどなんとなく…。
陣馬山山頂の山小屋はこの日「清水茶屋」しか空いてなかった。
ここで陣馬山の山バッチを買える。
中で食事もできるようなので寒い人は山小屋を利用してもよい。
AM 12:40
下山開始。
本に乗っている「陣馬山登山口入口バス停」を目指す。
急な道が続く下山道だ。
徐々に雪が浅くなっていく。
しかし思ったより道標が少ない。
しかし思ったより道標が少ない。
やっと集落のある地点まで下山できた。
小川があったので、もってきたブラシで
靴やアイゼンをキレイに洗う。
帰りも電車に乗るので泥まみれなわけにはいかない。
ブラシは忘れずに持っていこう。
AM 13:55
下山完了!
と思ったら違うバス停だった…
バスはあと1時間以上来ない。
藤野駅まで3,6キロ・・・ここまで歩いたんだから歩けるだろう。
しばらく歩くと元々到着予定だった「陣馬山登山口」のバス停が。
2つ先のバス停に下山してしまったようだ。
駅近くにあるトンネル。
ここを通り抜けるのが恐ろしい…
一応歩いていいところのようだが車が来ないことを祈りながら
足早に通り抜けた。
ゴールの藤野駅近く。
山肌にラブレターを手に持つレリーフがあった。
疲れた体に一瞬甘酸っぱい青春力がわき起こった。
AM 14:30
JR藤野駅へ到着。
ここからまた1時間以上かけて帰途へつく。
駅から駅へ、山から山へ、
縦走の楽しみと山歩きの新しい一面を知った一日だった。
〈まとめ〉
・高尾駅からのバスは込むので余裕をもっていくのが良い。
・冬の山道はぬかるみが激しいので、ズボンの裾が汚れるのは覚悟の上でいく。
・距離は少しあるがアップダウンが少ないので歩きやすい
縦走路である。
・陣馬山から下山してバスで藤野駅を目指す場合、
本数が極端に少ないのでしっかり計画を立てて下山した方が良い。
・冬の山道はぬかるみが激しいので、ズボンの裾が汚れるのは覚悟の上でいく。
・距離は少しあるがアップダウンが少ないので歩きやすい
縦走路である。
・陣馬山から下山してバスで藤野駅を目指す場合、
本数が極端に少ないのでしっかり計画を立てて下山した方が良い。