第二登 「丹沢山」2011年9月30日


初めての富士登山からおよそ二ヶ月あまり、
すぐに次の山に登りたかったが休みが取れず季節は秋になっていた。

たった一度の富士登山で驚くほど筋力アップしたかに思われたが、
それもすべて2ヶ月のブランクでリセット… 
待望の二登目を吟味した結果、日本百名山のひとつ「丹沢山」に決まった。


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メンバー:Ryu16、チャッチーさん
天候:晴れ
気温:20度くらい
ルート:塩水橋から丹沢山頂の日帰り往復
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丹沢山への登山口を目指し「塩水橋」へ向かう。
深い山々にクネクネと縫うように走る70号線にかかる小さな石橋だ。 

東名「秦野中井」から下道を20km以上いく。
一本道だから迷うことはないと思うがかなり距離があるので
走っていると不安になるかもしれない。 






AM 09:50

 
塩水橋の入口。ツキノワグマが出るらしい。

この門の付近に車を数台停める事ができる。
この日は平日だったが数台の車が停まっていた。



 少し歩くと道標があった。
ここからルートが2つに分かれるので、
右側の「塩水林道拠点(7.4kmコース)」に進むことに。


 ゆるいコンクリの上り坂をひたすら進む。
登山道がどこなのか知らないので間違った方向に来ていないか
不安だった。





AM 10:50
 およそ一時間歩くと、右側に小屋が出現。
この小屋の向かい側が登山口だった。




登山道入口。
「丹沢山1時間20分」と書いてあるが、
僕らはペースが遅いので2時間半くらいかかることに…



登山道に入るとうっそうとした杉林が広がる。
確かに熊さんに出会ってしまいそうな雰囲気だ。






 しばらく歩くと開けた平たい道へ出た。
道ばたに咲く花々を眺めながら体内にマイナスイオンを取り込んでいく。





中盤から頂上にかけて急な上り坂と長い階段が続く。
鼓動が激しくなり、滝のような汗が流れ落ちる。
富士山よりは全然楽だろうと侮っていたがなかなかのものだ。




 数日前の大型台風の影響だろう。
この場所にどれだけの突風が吹き荒れていたのか…




いつの間にか杉林からブナ林に変わっていた。
地面には木々の根っこが張り巡らされている。
木の根は意外と堅く、足の裏にジリジリとダメージを与える。



富士登山を経験して山登りを続けていこうと決めた。
今回はこの登山靴をはじめ、リュックや水筒など
山グッズを奮発してそろえてみた。
 今まで気にとめていなかったが、山グッズはよく見ると
カッコいいものばかり!少しずつ増やしていきたいと思う。




 山頂に近づくにつれ天候が悪化していく。
山道も険しさを増す。
でも、僕はこの鎖場が大好き!
子どものころ遊んだアスレチックを思い出す。




PM 01:30
 丹沢山山頂。1567メートル。
周囲は深い霧に包まれ、丹沢山系の絶景は拝めなかった。

 今回チャッチーさんがガスバーナーを購入。
山頂で食べるカップラーメンは最高にうまい!!
そして、山で飲むコーヒー。この一杯のためにいつまでも登り続けたい。



山頂で出会った別の登山グループと会話をした。
年配の二人組、丹沢山頂から蛭が岳を往復して戻ってきたところだという。
登山上級者の彼らが言うには

「丹沢山はこの辺の山じゃ一番キツイよ」

日本百名山を侮ってはいけない。





 PM 05:30
下山は行きとは違う「本谷林道出合」の登山コースを行く。
距離が少し短いせいか、登りより急勾配なコースだった。
登山道入口付近までおりてくるとキレイな沢にあたる。
フラフラになった頭に冷水を浴びるて、
この日も無事下山することができた。



〈まとめ〉
   ・70号線で塩水橋まではかなり距離があるが一本道なので迷いにくいはず。
   ・熊鈴を持っていくと良いかも。
   ・往復15キロ近いコースでかなりキツイ。
   ・すれ違う登山者たちに大きな声で「こんにちは」を言うと気持ちがいい。
   ・山で飲むコーヒーはドリップがいい。